コストと品質
DVDを作成する方法や枚数、作成を依頼する業者によって、コストや品質には大きな差が出てきます。ここでは、コストを重要視したDVD作成方法と品質を重要視したDVD作成方法を紹介しようと思います。→ポルシェ
1 コストを重要視
DVDプレスに関しては、国内プレスよりも海外プレスの方がコストを抑えることができます。しかし、国内プレスと比較して、かすかに品質が低く、納期も長くなります。作成するDVDの枚数が多い場合は、大量生産向きのDVDプレスを利用することで、コストを抑えることができます。例えば、1000枚以上のDVDを作成するのであれば、プレスはコピーの半分程度のコストで済みます。それに対して、枚数が少ない場合は、コピーの方が最適であると言えるでしょう。
2 品質を重要視
品質を重要視するのであれば、プレスがお薦めできます。DVDプレスは再生機による互換性が高く、盤面印刷も美しく仕上げられています。コピーの場合は小ロットの作成であれば、コストを抑えることができますが、互換性の低さと盤面印刷の方法がインクジェットのみという問題点があります。DVDプレスの品質は、確かに国内の方が高いようですが、それもほんの少しで、ほぼ変わらないと言えるでしょう。また、国内プレスはコストも海外より高くなります。しかし、納期だけではなく、トラブルに対する、対処も早くなることが特徴です。
3 コストと目的
以上のことを踏まえて、DVD作成方法を決定しましょう。
DVD-Rへのコピーは、少数の枚数の複製、短納期での複製時などに向いています。 しかし、多数の1,000枚以上の販売コンテンツなどの場合には、DVDプレスのほうが、コストの面でも半分以下となりますので、納期と枚数をふくめた検討が必要でしょう。状況としては、学校や投資コンテンツ、セミナーコンテンツなどでは、コピーの方が機転と、枚数の調整などの自由度がきくので、メインで使われる場合が多いようです。
プレスにかかる納期という面で考えた場合は、パッケージまで含めれば、海外の場合はどうしても約10日〜2週間程度かかります。短納期で、複数のタイトルでも、1週間程度で納品可能なコピーは、まだまだ市場的にも活用が可能なサービス、ということになります。また、店頭ように配布するSDやCFなどのコンテンツの複製も始まっています。コンテンツの著作権保護なども、書面で必ず契約し、業務の受託できる会社を選びましょう。
4 トラブルについて
DVDプレスを行う際は、場合によっては品質などに関わるさまざまなトラブルが発生してしまいます。まずはDVDプレスの際に起こりがちなトラブル事例を確認し、実際に問題が発生した際にすばやい対処ができるようにしましょう。つまり、DVDプレスが終了し、納期されたら、下記のことをチェックしてください、ということです。
◇DVDプレスで起こりがちなトラブルの事例
・盤面や印刷物が規定のサイズになっていない。
・アタリ(*2)が消されずに残っている。
・規定のサイズ外に「塗り足し」がある
・ロゴや文字が、かすれたりズレたりしている。
・マスターのDVD-Rの書き込む裏面に拍紋をつけた後に書き込んでいるため、マスターとして使えない。
*2 アタリ
写真やイラストの位置と大きさや形が分かるように、版下や指定紙に入れます。これが輪郭の罫線(アタリ罫)。DTPではスキャナで読み込んだ低解像度の画像をアタリとして入れておくことで、校正もでき、製版指定の目安になるようです。デザインデータ入稿の時は、そのまま印刷にかける為、アタリは消してデータを作成します。
